カテゴリ:映画( 66 )

道 La Strada

イタリア語の授業で冒頭だけ見て気になっていたところ
レンタルで100円だったので、観てみた。
古い映画でかなりの名作のようだ。

旅芸人のザンパノに買われた貧しい家の長女ジェルソミーナ
いくら一緒に旅を続けてもザンパノには冷たく扱われる
自分は何故ザンパノと一緒にいるのか?生きている意味があるのか?
あるサーカスで出会った“狂人”という名の男の言葉

“小石でも何か役に立ってる
 これが無益ならすべて無益だ
 空の星だって同じだとおれは思う
 おまえだってそう 何かの役に立ってる”

そう信じようと、葛藤しながらも懸命に自分に与えられた道を進んでいく・・・

ジェルソミーナの狂った演技が、演じているのを忘れるほどあまりにもリアル。
不器用で狂暴なザンパノと、名前のとおりイカれた男、2人の演技がさらに強烈で、
ザンパノの芸のごとく画面の前で金縛りにさせられそうなほどの迫力だった

ラストシーン、重すぎる・・・・
乱暴な男と従順な女、現代ではDVだと簡単に片付けられる関係性だけど
この映画ではもっと根源的な人生のテーマを伝えようとしているのかな
そう思わせる結末でした


昨日見た自転車泥棒にせよ、イタリアのイメージと正反対の悲劇的な映画
内面の深い部分にはきっと暗い部分があるんだなと思わずにはいられない
しかし部分的に観ればもの悲しいなかにも陽気なエッセンスがちりばめられていたかな

DVDの特典の、淀川長治さんの解説が独特すぎて面白かったので必見です。
何いっとるのか正直分からんところも・・・


人は誰もが舞台(ステージ)に立っている
輝く主役(ほし)になれ
ひとりひとりの命にゃ意味がある
生きてく理由(わけ)がある
              ~サザンオールスターズ 『BOHBO No.5』~ 


道【淀川長治解説映像付き】 [DVD]

アイ・ヴィ・シー


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by yuzuruzuy | 2009-12-11 23:56 | 映画

自転車泥棒

ネオレアリズモ(新写実主義)の名作と評される1948年のイタリア映画
第二次世界大戦後の貧困なイタリア社会の現実を自転車を通して映し出した作品

職を得るためにシーツを売ってようやく手に入れた自転車を
不幸にも仕事の初日にいきなり盗まれてしまったアントニオ
警察にも相手にされず、翌朝息子のブルーノを連れて自力で自転車を探し始める
題名そのままのシンプルな物語

アントニオの心理描写と、自転車に懸ける思いがモノクロの映像を通して
ドキュメンタリーのようにリアルに伝わってくる
子役の演技が素晴らしく、時おり見せる大人のような顔、かわいらしい仕草に目が離せなくなった
日本映画でもそうだけど、昔の映画の子役は今の子役にはないものをもっているんだよなぁ
それは大人になった現在の彼らを想像してしまうからだろうか?
映画の中では子供でも、現在は立派な大人や、おじいさんになっているんだし
どこか人生の先輩のように感じてしまうのかもしれない。

ラストシーンに用意されていた強烈なメッセージ
そこに希望はないのだろうか

時代や生活状況は違えど自転車は絶対盗まれたくないなと改めて思いました。


自転車泥棒 [DVD] FRT-160

ファーストトレーディング


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by yuzuruzuy | 2009-12-10 22:48 | 映画

さくらん

蜷川実花監督作品

写真展のテーマと同じく
金魚や花、極彩色が使われていて
写真展の世界観とリンクした

動く蜷川ワールドといった感じ
ストーリーは正直つまらん
なのでとにかく瞬間瞬間の色彩を感じる作品

どの場面も真紅が目立つ
紅一点というけれど、女ばかりの話の中で
男がピリッといい味出してる・・・というのは男目線なのかな
この映画の男には青が似合うから
藍一点でどうでしょう?なんのこっちゃ。

写真家の人脈フル稼動なのか
ちょい役に忌野清志郎とか小栗旬、顔は知らないけど会田誠まで出てた

江戸時代の映画としてはド派手だし
椎名林檎の音楽や土屋アンナの風貌もロックで現代的で
新感覚な映画ではないでしょうか

水槽の中でしか生きられない金魚
吉原でしか生きられない遊女たち
どちらもヒラリヒラリと踊っています

んーとにかく色!
ビビッドヨシワラガールズロックムービー


さくらん [DVD]

角川エンタテインメント

スコア:


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by yuzuruzuy | 2009-11-27 23:59 | 映画

秒速5センチメートル

見たよ。
先ほど見終わったばかりなので余韻が・・・

しかし、切ないなぁ。
あまりの綺麗さに感情移入できなかった自分が少し嫌になった。
遠野くんの、自分とアカリさんとの世界に浸ってカッコつけてるような所が気にいらなかった。
サーフィンしている女の子の、「やさしくしないで」って言葉は痛いほど分かる。
遠野のバカ野郎ぉぉ!!って怒鳴りつけたかった。
あたしの見えないどこか遠くを見ているなんていわれていたけど、
実際見てるのはアカリさんとの過去ばっかり。
カッコ良くもなんともない。
しかし、男ってそういうもんなんじゃろうねぇ・・・・と共感せざるを得ない。


恋愛モノとして見た時に、共感する自分と拒絶する自分が出てきて、処理に困ってます。
いろいろ考えてしまって頭パンクしそうです。

高校生からいきなり大人になっているところも大学生の自分には難しかったのかとも思う。
青春真っ盛りの高校生とか、青春を忘れかけた社会人になってから見ると、また違った感動がありそう。

映像はびっくりするほど綺麗。
種子島が良い。バスで通った道が確かにあんな風景でした。
現地の子が種子島の方言をつかっていたらもっとリアルだったかなぁ(余計なお世話じゃ)
都会の寂しい風景も印象的で遠野くんの心理をよく映し出してたと思う。

エンディングの山崎まさよしの曲の映像に全て持って行かれた。
“言えなかった好きという言葉も”の歌詞でサーフィンの子が映った瞬間は鳥肌モノ。

ココロの奥のかさぶたを剥がされた気分
誰か絆創膏をください。

しっかし、なんでこんなに切なくさせるんじゃろ??

秒速5センチメートル 通常版 [DVD]

コミックス・ウェーブ・フィルム


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by yuzuruzuy | 2008-09-27 03:53 | 映画

All we need is love.

ラブ・アクチュアリー
/ ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
スコア選択: ★★★★★


邦画の純愛モノとかではなかなか入り込めないが、テーマが愛ながらそんな自分でもすんなり受け入れることができた。
洋画らしいユーモアや、映像にマッチした巧妙な音楽を交えつつ押し付けがましくなく、心地よい程度で物語がココロにしみ込んでくる。
色々な登場人物にそれぞれの愛のカタチのストーリーがあり、それが少しずつ交わっている演出は、映画『クラッシュ』でも使用されている。
子供のまっすぐな気持ちが個人的にはグッときたかな。首相のエピソードも好き。
Mr.ビーンの人がいい仕事していた。

ひとりで観てもホカホカと幸せな気分になれた。
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by yuzuruzuy | 2007-12-28 02:34 | 映画

HANA-BI

HANA-BI

生と死、そして愛
命の尊さと世界の素晴らしさがココロに突き刺さってくるようだった
キタノブルーと呼ばれる青がとても印象的
音楽、映像もキレイで身体にしみこんでくる

映画の中で何人もの人間を殺している端から見れば凶暴な男だが
たけし演じる主人公には優しさ、悲しみが漂っている

短い命の間にキレイに咲き誇り、枯れてしまう花
一瞬で命を奪いうる拳銃
消えゆく運命を知り、一瞬に全てを爆発させる花火

命は儚い、だからこそ愛せるものなんだ
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by yuzuruzuy | 2007-12-22 15:44 | 映画


つまらない、面倒くさいを、面白く。


by yuzuruzuy

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