『(500)日のサマー』

インセプションで男前だなーと思ったジョセフ・ゴードン・レウ゛ィットの主演作ということで借りてみた。

“これは男女が出会う物語である、しかし、言っておく、これは恋物語ではない。”

そんな語りから始まる映画。だからこそ、恋愛映画には共感することの少ない自分でも楽しめたのかも。

サマーを運命の人だと一目惚れして、何とか自分のガールフレンドにしたいと、
彼女のひと言ひと言に一喜一憂するトムと、
恋愛など信じないと言いながらトムと一緒に過ごすサマー。
対照的な2人が過ごす500日が時の“刻み““遡り”を繰り返しながら、パラパラと音を立てながら流れていく。

非常にテンポがよく要所要所に音楽やグラフィックなどを駆使したアート的要素たっぷりな演出もあったので、退屈する暇もなくかなり計算された作品。
調べてみたら監督はミュージックビデオを手がけてきた人物らしく、納得。


幸せ絶頂のトムを道行く全ての人が祝福するダンスシーンが特に良かった。
森山未来が出てるドラマ『モテキ』でもまんま同じシーンがあった。この映画が元なんかな。
そんでその直後に数百日後に落ち込むトムのシーンが挟まれたりするシュールな演出が見ていて飽きさせない。仕事がうまく行きまくっていたサマーとの出会いの時期と仲がこじれ始め仕事にも全く身が入らなくなった時期。トムの幸福と絶望を描いた出来事が心象風景を織り交ぜて交互に流れ、500日後二人はどうなっているのだろうかとどんどん気になっていく。

サマー主催のパーティーに誘われたトムの理想と現実とのギャップから、不幸のどん底に落ちていくシーンも見どころ。

そして結末がこの映画らしくてとても良かった。
最後のトムのカメラ目線にはしびれる(変な意味じゃなく)。
“運命はあるのか?ただの偶然なのか?君はどう思う?”
そんなトムの問いかけ。

確かに、ラブストーリーではない。
強いて言うなら、男女の(特にトムというダメ男の)価値観をめぐる物語、かな。
それは夢見がちな男のココロ揺るがす、ひと夏の儚い出会いだったのだろうか…。
トムにはMr.Children初期の曲、『君がいた夏』を贈ろう。


見る人によっちゃ“特別な映画”になるだろう作品。
おすすめです。

映画冒頭で字幕で出てくる原作者のメモが気になった。

“これは架空の物語で、実在の人物との類似は偶然である。
 特に君だ、ジェニー・ベックマン。

Bitch(クソ女め)”


作者の実体験がもとなのだろうか…w

(500)日のサマー [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


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by yuzuruzuy | 2011-10-04 23:26 | 映画


つまらない、面倒くさいを、面白く。


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