『しんぼる』

松本人志監督2作目

『大日本人』は正直あんまりだったし、すこし気になるけど観なくてもいいかなと思っていた。
レンタル100円だったから借りてみた。

冒頭、“おっ”と思った。
『大日本人』より映画っぽくなってるかも。
メキシコの冴えないルチャレスラーの現実世界と、
松本扮する謎のパジャマ男が閉じ込められた白い密室の世界。
そのふたつが並行して、終盤交錯する。

『しんぼる』という題名の意味は、すぐに分かる。
とにかくシュールで説明も答えもない、変な映画。
メッセージ性というよりは、一つ一つの細かい笑いの部分にこだわりを感じる。
男が密室から脱出しようと悪戦苦闘する中でいくつも細かいボケが繰り出される。
謎解きのような部分もあって、自分だったらこうするのに!ちゃうやん!などと考えながら観れる。

まっちゃんの笑いは“なんやそれ?”な、理解できないけどなんか面白い笑い。
個人的には結構好き。でも映画のような長時間で連発されるとしんどさも感じる。
完全密室の松本ワールドは途中から退屈さも感じる。

クライマックスは壮大なのか馬鹿げているのか、感動的なのかふざけてるのか、
とにかくワケ分らんけどシュールな世界の極地。
South Park とかモンティ・パイソン的なものを感じたのは、海外を意識しているせいなのだろうか?
海外の評価はどうだったのだろう?

アートな要素が強くて、まっちゃん、芸術家になりたいのか?とも思った。
そんなわけないか。

これはおすすめしにくいなぁ(笑)
変な映画が好き!もしくはまっちゃん大好き!な人なら楽しめるかな。
そもそもこれは、楽しむ映画じゃないかもしれない。
大衆受けのエンターテイメントな映画なんてハナから作る気がないんだな。
“作ってるほうは苦しんどるんやから観るお前らも苦しまんかい!”
くらいの気持ちで作られている気もする。

『大日本人』よりは確実に新しい、映画を越えようとする“何か”という感じはした。
最新作の『さや侍』はどんな作品なのか、これを観て少し気になってきた。

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よしもとアール・アンド・シー


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by yuzuruzuy | 2011-05-28 15:34 | 映画


つまらない、面倒くさいを、面白く。


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