『アリス・イン・ワンダーランド』

3D映画初体験。
原作から13年後のアリスの物語。

『不思議の国のアリス』を読んだ。
言葉遊びや奇想の連続の夢物語。
夢と同じで論理性はない。まさしくナンセンス。
人間の想像力ってすごいな。


映画を観たのは原作を読んでからだったし、本では挿絵になっていたキャラクターが結構忠実に再現されていて入り込みやすく、上映時間もとても短く感じた。
もっと3Dを生かせたらと思ったけど、技術や金銭的な課題がまだまだあるのかもしれない。
ストーリーは2時間じゃ短すぎたなぁ。もっと不思議の国にどっぷり浸かりたかった。


思想的に考えてしまう自分のクセのせいかも知れないけれど、原作を読んだ自分のイメージとは違って、
子供の頃から見てきたアリスの夢に、赤と白の女王という対立関係を生み出し、
悪を退治して最後には追放してしまうという結末に、アメリカの帝国主義的な部分が現れていた気がして、疑問が残った。
『ナルニア・・・』的な(観てないけど)、アメリカン冒険ファンタジーに納まってしまったアリス。
そこは夢の中まで持ち込んでほしくなかったなぁ。
いろいろ揉めたけど、みんな仲良く生きていこうという結果は理想論なのだろうか・・・・。
ワンダーランドから帰ってきた大人アリスが選んだ道も、ものすごくアメリカ的だし、
今の時代性をよく表してるなと思った。
商業主義を飛び越えた、善悪二元論で終わらせないハリウッド映画が生まれることを願います。
あまり詳しく書くとネタバレしすぎるのでここまでにしとこ。
論理性のない原作のため、アメリカのロジックに無理やりはめてしまった感が余計に目に付いたのかも知れない。
どうせならとことんナンセンスにしてほしかったな。
でも映像とか世界観は入り込みやすくって、これからどんどん3Dが普及したら、
現実世界と仮想の世界、そして夢の世界の境界線はどうなってしまうのだろうかと思わせるような映画だった。

あと、『リトルブリテン』のマット・ルーカスが半分CGながら出ていて、かなりいい味出してた。
ジョニーデップも『リトルブリテン』ファンだとか。そのつながりかな。
なんか見たことあるやついるなと思って、エンドロールのキャストみて判明&感動。

3Dへの興味もあったけど今まで見た映画の中では
一番終わるのが早く感じて、物足りなさ含めて映画の可能性が広がる作品だったのではと思う。

アブリルのエンディング曲も原作にはマッチしないけどカッコ良かった。


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by yuzuruzuy | 2010-05-16 23:58 | 映画


つまらない、面倒くさいを、面白く。


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