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倜儻不羈 (てきとうふき)

倜儻不羈

てきとうふき

* てき → にんべん + 周

信念と独立心に富み、才気があって常軌では律しがたいこと


確固たる信念を持って自分の責任のもとに独立し
常識や権力に拘束されることのない自由な人間
自分の理想とする人間に近いと思う


同志社創設者新島襄の言葉
国禁を犯してアメリカへ密航して留学生となった新島襄
黒船に乗り込もうとした吉田松陰然り、
脱藩して日本中を駆け回った坂本龍馬然り、
幕末から明治の激動の中で自由な考え方を持ち
実行に移した稀有な男だったんだろうな

僕の名前「譲」にも海外に行ったとき
Joeという読みができるようにという点で
新島襄が由来の一部となっているらしい
某ぺディアによれば「襄」だけでなく「譲」と表記していた事実もあるようだ
海外でJoeと呼ばれて、日本で襄と名乗り始めた≪逆輸入型Joe≫の新島襄に対し
日本で譲と名づけられ、海外でJoeと名乗れる僕は≪輸出型Joe≫である。
しかし、Yuzuruというユニークな名前を持ちながらわざわざJoeと名乗るのは
外国に迎合するようなものだし、英語で何故私がJoeなのかの理由を自ら説明するのも
相当面倒でまた少々恥ずかしくもあることに、海外に行って初めて気づいた。
むしろ日本人からジョーって呼ばれる始末である。

まぁこの由来はひとまず心にしまっておこう。


司馬遼太郎『この国のかたち』(一)17. 土佐の場合

この本の中に「倜儻不羈」についての記述があり
それによると、『ある種の独創家、独志の人、あるいは独立性のつよい奇骨といった人格』をさし
江戸期の知識人のあいだではごくふつうのことばであったらしい。

この本は司馬作品の源になったと思われる、
歴史上の人物や日本のあらゆる面についての司馬遼太郎の解釈が書かれていて興味深い。
また時間をかけてじっくり読みたいと思う。 

≪部分的意味≫ 同書より抜粋

倜(てき) … すぐれていて、拘束されないこと
儻(とう) … 志が大きくてぬきんでていること。
羈(き)  … 馬を制する手綱。
不羈(ふき) … 拘束されないこと。
 


難解だけど、これから心に留めておきたい言葉だ。
by yuzuruzuy | 2010-03-01 19:45 | 独り言


つまらない、面倒くさいを、面白く。


by yuzuruzuy

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