IE9ピン留め

『しあわせのパン』

はじめに断っておきますが、

独断的な解釈と多少のネタバレがあるので、

興味のある方はこの記事は読まずに映画館に行かれることをオススメします。

久々に映画館で観ました。

題名の通り、パンを通して登場人物がそれぞれのしあわせを見つけて行く物語。

かもめ食堂シリーズのようなゆるさがあり、かつ心の芯から温めてくれる映画。

やさしい映画を求めていた最近の自分にはどストライク。

とにかく料理が美味しそうで、見ているだけでしあわせ。

原田知世が淹れるコーヒー、飲みたい。

ブレンディのCMが流れてきたのは言わずもがな…。

ワインも出てきてこれまたいい役割を果たしている。

「おいしい。」って言葉は改めていいなぁと思った。

大泉洋演じるミズシマが、登場人物から「パンもいいですね。」と言われて答える「はい、いいです。」

ガラス職人(余貴美子)の工房のボードに書かれた、“スキナトキニ スキナコトヲ”

あるがままに生きる

オーガニックな生活

そんな生活の中で見つかる仲間

会社や家族という枠を越えた新たな共同体意識。

震災以降また変化しつつある日本人の価値観に対して、

この映画が与えるテーマがあるのかもしれない。

途中何度も感じたのは、重要な場面をセリフで説明しないのに、空気感やちょっとした描写で何が起こっているのか、登場人物の気持ちが分かってしまうこと。

言葉で説明しない分、伝わるものがある。

言葉を越えて、人の心を動かす、料理も一緒。


映像は絵本の世界のような、劇の舞台を観ているような独特な世界観だった。

特に、登場人物たちが二人で月を眺めるシーンが絵本の1ページのようで印象的。

いい言葉もたくさん。

自分にヒットしたのが“乾杯の数だけ人生が豊かになる”という感じの言葉。

いいことがあっても残念なことがあっても乾杯するヨーロッパの価値観、良いな。

内容は季節ごとにエピソードがあり、どれも“2人の絆”をめぐる物語。

結構じわじわとしみてきて、もう少しで泣きそうだった。(泣かんのかい)

そして最後の最後で明かされた、冒頭から密かに気になっていた“謎”。

自分なりに答えは見つけていたのに、それが見事に裏切られ、さらにジーンときた。

いい映画。



ちなみになぜこの映画を知って観ようと思ったのかというと(誰も聞いてませんが)、

劇中大泉洋と原田知世が着ている衣装が、叔父が関わっているブランドのもので、正月に実家でビラを見ていたから。

その叔父のブランドはリネンを素材にしたいわばオーガニックなもの。

映画の世界観ともピッタリだった。

自分の好きなことを追求して新しい世界とも関わるということには憧れるし、かなり刺激になる。

自分の仕事だけにとどまらない広い感覚を持ちながら、あるがままを失わず進んでいこう。

映画の雰囲気には似合わないけど、そんな決意もさせてくれた作品。
# by yuzuruzuy | 2012-01-31 23:59 | 映画 | Trackback | Comments(0)

言語上過失傷害容疑

今日は試飲に立って新商品を売った。

結構売れて店長からも親指立ててもらいなかなかの達成感。

でも本題はそのあとの出来事。

レジに入っていつものように会計をこなしているとき、

一人のお客さんがカートのかごに商品を乗せてきた。

そのお客さんがレジ台に乗せた商品のほかに、

かごの中に、ご持参の買い物袋に入ったワインが4本。

一応の確認として、何気なく、

「こちらの商品のお会計はお済みですか?」と尋ねた。

その一言が相手の気分を害したようで、

「そうですよ、袋に入ってるじゃない。」と一言返ってきた。

そんなつもりはなかったのだけれど、

相手にとっては疑われたと感じたのだろう。

そんなつもりの一言じゃなかったのに。

店の袋だったら僕も尋ねることはなかった。

でも持参された袋で、かごに乗せたまんまだったから。

一言確認しただけなのに。

重苦しい空気の中、

「袋に入ってるのにそんな風に聞くのはどうなの?」

「大変失礼致しました。」

謝るしかないでしょう。

動揺して預かり金額も打ち間違える始末。

思慮が足らなかったのかなぁ。

軽率だったのかなぁ。

今度から一言、「失礼ですが」と断りを入れないといけないな。

ここだけでは言わせてもらうけど、

向こうもあんまりだと思う。

こちらの立場も少し考えて欲しかった。

店の物じゃない買い物袋に入った商品を確認しないままにできますか。

その商品を会計したのは自分じゃないし。

言い訳にしかならないから、本当はこんなこと言えないけれど。



他者への猜疑心、自己の被害者意識を前提とした、過剰に繊細なコミュニケーション。

自分が良かれと思って発した言葉が、誰かを傷つけてしまう可能性を秘めている。

一言一言に神経を張り巡らさないといけない。

ポジティブな感情は共有しやすい一方で、

ネガティブな感情っていうのはどうしてその時々、

人の立場でこうも表情を変えてしまい、

他人には分からないものなのだろうか?

ちょっと大袈裟すぎるかな。

嗚呼、哲学哲学。
# by yuzuruzuy | 2012-01-29 02:27 | 日記 | Trackback | Comments(0)

この道を行けば、どうなるものか?

年末の忙しさから解放されたせいもあってか、
最近はときどき考え込むことが増え、腹の底がすっきりしない。
今年、来年と近い将来だけを見れば、やるべきことははっきりしていて、
実際モチベーションは高いのだけどな。
まぁそこらへんはまた溜まってきたところで愚痴るとして…。

この前親しい友が家に来てじっくり話したときに、
彼はルーズリーフ6枚分に書き出した死ぬまでの人生プランを見せてくれた。
深く悩んでいて、急に思い立ち一晩中かけて書いたらしい。
内容は書かないけど、とてもワクワクするような人生。
僕も未来図を描いて、それぞれ好きな道を行き、それがどこかで重なり合ったらおもろいな、
そんなことを語った。

その友がどこかで出会って感動した詩を教えてくれた。
調べてみたら江戸時代の僧、良寛の詩らしい。
はじめはテンポが良いなぁと思うくらいだったけど、
あとからじわじわと沁みてきたので、
全文拝借。

お前はお前で丁度よい
顔も体も名前も姓も
お前にそれは丁度よい
貧も富も親も子も
息子の嫁もその孫も
それはお前に丁度よい
幸も不幸もよろこびも
悲しみさえも丁度よい
歩いたお前の人生は
悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度よい
地獄へ行こうと極楽へ行こうと
行ったところが丁度よい
うぬぼれる要もなく卑下する要もない
上もなければ下もない
死ぬ月日さえも丁度よい
仏様と二人連の人生
丁度よくないはずがない
丁度よいのだと聞こえた時
憶念の信が生まれます
南無阿弥陀仏


ともすれば軽い決め付けとも受け取れる“丁度よい”という言葉。
でもすべてひっくるめて“丁度よい”と自己肯定することは、そんな簡単なことじゃないんだよと、
誰しも抱える自己否定の念を分かったうえでの“丁度よい”なのかなぁ…深いねぇ。
自分はまだまだ丁度よいと思えることが少ない。
あるとしたらnewbalanceのスニーカーと、Columbiaのデイパックくらいのものだろう。
でもものすごく安心感がもらえる、いい言葉だなぁ。

毎度お馴染み五里霧中日記になってきたところで、
今度は自分が最近ぐっときた言葉をのせて終わりにします。
もう少し悩もう。

自分自身の道を歩いて迷っている子どもや青年の方が、他人の道を正しく歩いている人々より、私には好ましい。前者は自分の力か、あるいは他人の指導によって、自分の性質にかなった正しい道を見出すと、決してその道を離れることがない。これに反し、後者は他から加えられたくびきを振り落として、無制限な自由に身をまかせる危険にたえずさらされている。
(「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」第八巻第三章から)

『ゲーテ格言集』(新潮文庫)p.46


“丁度よい”も、他の誰のものでもない、自分自身の“丁度よい”じゃないとね。
タイトルに引用しといて猪木にゃ悪いが、
迷いながら、行けるとこまで行くとしよう。
# by yuzuruzuy | 2012-01-28 01:31 | 日記 | Trackback | Comments(2)

毎日がブランニューデイ

眠りに就く前に仕事場の人が出てきて今日のシフトを尋ねられる、

そんな夢のおかげで目覚ましの1時間前に目覚めた。

今日は少し遠くの店までヘルプに行く。

初めてのヘルプ。

知らない街に行く。

その緊張感とワクワクのせいだろう。

一瞬にして目覚めた。

早起きするには、前の晩、眠りに就く前に身体はリラックスさせつつも、

頭は多少緊張させておくことが大事だ。

毎朝何かするべきことがあって、

目覚めることが愉しみで、

勝手に早起きしてしまう、

そんな生活にしなけりゃな。

職人や漁師や農家のお年寄りみたいに。

もうすぐ目覚ましの音楽が鳴り始める。

おはようございモーニング。

朝からどん兵衛大盛り食うぜベイべ。

すごい健康人みたいな日記だが、

根はぐうたら。

関係ないけど、

一度でいいから、

夢の中で思いきり、

自分の頬をつねってみたい。
# by yuzuruzuy | 2012-01-26 05:59 | 日記 | Trackback | Comments(0)

の,q,α,ℓ

Casa掲載の三谷幸喜のコラムに触発されて、思い出したのか?思いついたのか?はたまたただの夢なのか?そんな書き出しで夢の中で夢日記をつける。そのコラムのページは真っ青な海の中の写真で、ジンベイザメのような形の大きなクジラがリピート再生のように規則正しく、写真のはずなのに本当に泳いでいた。背景で漂うクジラを気にしながら、空いたスペースに見たばかりの夢を書き綴ろうとする途中に目覚めた。

夢で書いていた文章をなぞりながらこうして今書いている。

その夢の内容は本当にあったことみたいにリアルだった為、書くのはちょっと恥ずかしいのでパス。実家で母親が持ち出した、小学生のころの一枚の写真にまつわる話だった。写真が動きだしてその中の世界に吸い込まれていく、映画みたいな演出付き。

夢ってやつはどこからこんなデタラメを持って来て、現実とすり替えてしまうのか。目覚める直前までは夢で見たシーンが過去にあったことだと完全に思いこんでしまっていた。そのくらい正確に昔のクラスメイトたちが何のずれもなく出てきた。

過去をそのままなぞっているように見せかけて、夢が記憶を歪めてしまうこともあるのだろうな。

タイトルは夢の中の夢日記でつけようとしていたもの。意味は忘れた。

※この文章は実際に見た夢を基にした完全なフィクションです。多分。
# by yuzuruzuy | 2012-01-15 09:48 | 夢日記 | Trackback | Comments(0)

宣伝

ワインの勉強用に作ったブログ

作ったのはいいけど仕事覚えたりに必死で

それどころじゃなかったので

かなりブランクありましたが

またぼちぼち始めようかなと思います

何よりiPhoneにしたのがでかい

ラベルを写真とってそのまま投稿できるんだもの

ワイン日記のiPhone用アプリもあるのだけれど

ネットのほうが自由がきくし世界も広いかな

このブログはわりと内向き発信

あちらもまだまだ自分の勉強用ですが

いずれは外向け発信でやっていく所存であります

てなわけでもうひとつのブログもご興味あらば

よろしくどうぞ


Stapp“iam”o il Vino

http://yuzuruzuy.blog.fc2.com/
# by yuzuruzuy | 2012-01-10 23:51 | 日記 | Trackback | Comments(0)

思いつきの画用紙に自己暗示の鉛筆で

午前4時半、やたら早く目が醒めた。

ベッドの中でしばし見たばかりの夢を思い出したり音楽を聴いたり思案したり。

何か凄くいいこと思いついたはずなんだけど、思い出せない。

いつもそんな気持ちでいられたら良い。

結果本当にいいことを思いついたら儲け物。

何もないところから何かを生もうとしたら大変だけど、

もともとあるはずのものを見つけるんだと思えば、

何でもできそうな気がしてくる。

もともと起きているんだと思って寝たら、今日みたいに毎朝早起きできるかも。

ちょっと違うか。

もともとフランス語が喋れると思って勉強したら、喋れる自分もイメージしやすい。

これは使えるかも。


目標までの道筋が自分の中ではっきり見えれば、たとえスタートにいたとしてもその時点で成功。

少し前に観たテレビで本田圭佑が言っていて、面白いなあと思った言葉。

描きたい画はあっても、どう描くかは分からない。

ヴィジョンを見つけるのが難しいんだなぁ。

まずは描いてみないとな。

「私も描けたらいいな」と思ったら、描いてみるんだ、いや描いてみなければならない。

今すぐに、鉛筆と紙を手にすればいい。
それだけだ。

by 岡本太郎
# by yuzuruzuy | 2012-01-09 06:22 | 独り言 | Trackback | Comments(4)
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好きなコトを 思うがまま どうでも良いコトを 本気で    (旅、写真、映画、読書、TV、 空想、夢日記、自問自答、 言葉遊び etc) 基本独り言ですがコメントもらえたら喜びます


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